金利について
ただ単に多重債務と言っても返済に困っていない場合は何が問題なのか分からないという方が多いようです。
ですが、大事なことがあります。利息です。
出資法の上限金利は20パーセントですが、利息制限法、貸金業法では20パーセントを上に融資額に応じて金利が安くなっていきます。
よって5社以上の融資を受けてしまいますと、年収に応じた与信枠には限度があるので高い金利で支払うことになります。
多重債務の状態は損なのです。だから、おまとめローンなどがあるのです。
また、多重債務の状態で定額式のリボルビング払いにした場合はさらに問題が起きます。
リボルビング払いの金利の方式には元金定額、元金定率や残高スライド方式などがありますが、なかなか元金が減りません。
支払った分、利息の方に取られて返済が長引くのです。これを5社でやってしまうと相当の損になります。
また、うっかり残高不足をしてしまいますと、遅延損害金も出てきます。
多重債務の問題は返済が苦しいということだけではなく、一体いつ返済するべきか分からなくなってくるのです。
公共料金の引き落としをクレジットカードにしていた場合はガス、水道、電気、携帯電話が一気に止まるという悲惨な状態になります。
確実に支払える方法にしましょう。多重債務もしくはすれすれの方は一回払いを心がけましょう。
出来たら現金を使うことをお勧めします。目の前で諭吉とお別れするのは勇気がいりますが、クレジットカード等ではあっさり使えてしまうのです。
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